人生をひもとく 日本の古典 はたらく
久保田 淳(著) 佐伯 真一(著) 鈴木 健一(著) 高田 祐彦(著) 鉄野 昌弘(著) 山中 玲子(著)
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はたらく
仕事に伴う喜びや悲しみ,さまざまな職業意識など,古典のなかに描かれた働く人の心と姿を探ります. はたらく
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著者 久保田 淳 編著 , 佐伯 真一 編著 , 鈴木 健一 編著 , 高田 祐彦 編著 , 鉄野 昌弘 編著 , 山中 玲子 編著
ジャンル 書籍 > 単行本 > 文学・文学論
書籍 > シリーズ・講座・全集
シリーズ 人生をひもとく 日本の古典
刊行日 2013/07/18
ISBN 9784000286428
Cコード 0391
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 172頁
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
この本の内容
この世で生きて行くためには,誰でも自分のくらしを支える生業を身につけなければなりません.さまざまな職業があり,働くことの喜び,悲しみがあります.赴任地から帰京して安堵する貫之,どうやっても上手く行かない時もあると語る世阿弥,何より「正直」を重んじた西鶴…….古典のなかに描かれた働く人の心と姿を探ります. ■編集部からのメッセージ
6月から刊行がはじまりました,シリーズ 「人生をひもとく 日本の古典」(全6巻) は,古典作品のなかに描かれた人びとの人生模様,その多彩ないとなみを味わうためのアンソロジーです.人がこの世に生をうけ,その生涯を閉じるまでの経験は各人各様ですが,誰しもの人生に通底するという観点から,「からだ」「はたらく」「つながる」「たたかう」「いのる」「死ぬ」という6つのテーマが設定されています.
7月の刊行は,第2巻『はたらく』です.この世で生きて行くためには,誰でも自分のくらしを支える生業を身につけなければなりません.多種多様の職業があり,仕事に伴う喜び,悲しみがあります.
ひとつだけ,ご紹介しましょう.
「イカニスレドモ,能ニモ,ヨキ時アレバ,カナラズ悪キコトマタアルベシ.コレ,力ナキ因果ナリ」
当代きっての能の名人,世阿弥のことばです.世阿弥ほどの人でも,能を演じれば,「ヨキ時」もあれば,必ず「悪キコト」もあり,どうやってもうまく行かない時がある,それはどうしようもないことなのだ,と告白しています.
道を極めた人物だからこその言葉といえそうですが,それはどんな分野の仕事にも通じることであり,はたらく人びとの心に響くのではないでしょうか.
このほかにも,さまざまな職業意識,プロフェッショナルの誇りなど,古典のなかに描かれた,はたらく人の心と姿を探ります. 紹介
この世で生きて行くためには、誰でも自分のくらしを支える生業を身につけなければなりません。さまざまな職業があり、働くことのよろこび、かなしみがあります。赴任地から帰京し安堵する貫之、どうやっても上手く行かない時もあると語る世阿弥、何より「正直」を重んじた西鶴…。古典に描かれた「はたらく」人びとの心と姿を探ります。 目次
1 職業さまざま
2 人がはたらく風景
3 はたらく喜び、そして悲しみ
4 職業意識
5 世に処し、身を処す
6 はたらいて求めるもの
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